成斗工務店(福岡市)は、1DKのアパートをワンルームにリノベーションし、広い空間を求めるニーズに合致する物件を作った。もともと、入居率は比較的良好な物件だったが、リノベーション後は家賃を5000円アップさせることができた。
5000円アップで大学生が入居
物件は、福岡市営地下鉄空港線「室見」駅徒歩4分の『ピュール室見』。同社のグループ会社が所有する木造2階建てのアパートで、大学の近くに位置しているため、入居者も大学生が多い。退去者が出ても、次の入居者が決まりやすい物件ではあったという。
しかし、間取りに欠点があった。7・9畳のDKと6畳のロフトに、2・6畳の洋室がついていたが、洋室が非常に狭い。少し物を置いただけで、ほとんど使えないスペースになってしまいがちだった。