レオパレス21(東京都中野区)が、賃貸仲介のフランチャイズ組織の展開を開始する。名称は「レオパレス・パートナーズ」。4月中に5都市で加盟店が開業する予定。初年度150店舗、2年後には250店舗の加盟店を目指す。
「レオパレス・パートナーズ」加盟店は、賃貸仲介および一部の管理業務を行う。加盟店1店舗あたり600室のレオパレス21管理物件の入居者募集を担当する。レオパレスは加盟店に対して、成約時には仲介手数料と業務委託の着手金など賃料の2カ月分相当額を支払うほか、鍵の管理、更新業務手続きの代行などを1戸あたり月額200円で委託する。
加盟時の加盟料50万円、保証金100万円。月々のロイヤルティは20万円。
加盟店には原則的に不動産売買業務は認めていないが、賃貸については他社物件の仲介や、家主から専任媒介、管理を引き受けることは可能。
レオパレス21は昨年100店舗を閉鎖、今期も36店舗の撤退を予定しており、直営店は150店体制に縮小することが決定している。入居者募集にかかる販管費の負担を軽減する一方で、募集チャネルを増やすための対策としてFC展開を開始した。
これまで行ってきた全国の提携業者、協力業者による入居者募集は今後も存続させる。ただし、FC加盟店にはレオパレスのホームページ経由の問い合わせ客を送客するなど、集客面等で差別化を図る。
直営店の集客力が弱い地域を中心にFC開拓を進め、2年後には直営・FCあわせて400店舗体制を目指す。