管理会社の保証会社設立をサポート
家賃債務保証のエム・サポート(福岡県福岡市)は、6月16日、社名をニッポンインシュアに変更する。
また、これに伴い本社のある福岡に加え、神奈川、東京、大阪に、支店と営業所を設立する。
同社の保証契約件数は、約3万件。今後、通常の保証事業と併せ、賃貸管理会社が自社で家賃債務保証会社を立ち上げる際のサポートも行っていく。
管理戸数1000戸以上の企業を対象に全国で提案を強化していく考え
。同社によると、管理会社が入居率の向上を目的に、複数の保証会社を使用した場合、申込書が異なるなど業務が煩雑化する傾向がある。そのため、審査機能や保証を自社で行うことで、家賃回収にかかわるノウハウを蓄積すると同時に、収益化する支援を行いたいとしている。
「実際に"保証会社を立ち上げたい"という声はよく耳にしており、これらのニーズに応えるため設立時、設立後のサポート事業を行うこととしました」(矢野孝介社長)
また、保証契約中の物件を管理する管理会社が変更になった場合には、ニッポンインシュアが保証業務を引き継ぐため、入居者側の利便性にも考慮した。
向こう3年で、約50社の保証会社設立を支援し、約5万件の保証契約獲得を目指す。
ニッポンインシュアには弁護士や外国人などのスタッフも在籍しており、さまざまなケースに対応している。