ユーミーClass、原復のサブスクサービス提供

管理会社ノート原状回復工事編

賃貸経営|2023年08月29日

  • twitter

ユーミーClass本社外観

 ユーミーらいふグループで賃貸住宅を約1万3000戸管理するユーミーClass(クラス)は、毎月定額の費用で原復費用を賄うことができるサービスの提案などにより退去から入居可能日までの期間を短縮している。

入居可能日までの日数短縮

 同グループの主な商圏は、神奈川県川崎市・横浜市・横須賀市を除く神奈川県全域だ。

 直近1年間の原復件数はルームクリーニングも含めて2500件ほど。

 原復の単価は、単身者向けのワンルーム・1Kで約8万円。カップル・ファミリー向けの1LDK〜3LDKでは15万円ほどとなっている。工事は元請けし、実際の施行は工事会社に依頼する。協力会社はグループ内企業を含めて30社ほど。

 同社では、「エリアセンター」と呼ぶ管理拠点を11拠点設置。それぞれに、オーナー営業担当者や、原復の見積もり作成などを行う「かけつけ課」を置く。かけつけ課には1拠点あたり1〜3人在籍している。原復の専任者はおいておらず、オーナー営業担当者と駆け付け課に所属する、計30人が兼務している。

ユーミーClassの会社情報

 入居者からの退去連絡はアットホーム(東京都大田区)が提供する解約受付サービス「スマート解約」に誘導する。スマート解約は同社のホームページからアクセスが可能。2017年から開始し、23年7月末時点で、利用率は約50%だ。

 退去立ち会いは基本的に賃貸管理部のオーナー営業担当者が行う。入居者の立ち会い参加率は、一般管理の場合はほぼ100%、マスターリース物件の場合は50%ほど。

 退去立ち会い時には、賃貸借契約書と解約受付時に聴取した内容が記載された表、事務スタッフが事前に退去についてやり取りした場合はその折衝記録を持参する。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『イズミ、入居者の退去立ち会い必須』

検索

アクセスランキング

  1. 春の社宅需要、増加傾向

    S‐FIT(エスフィット),タイセイ・ハウジー,FPR,アパルトマンエージェント

  2. 三好不、大東建託FCに加盟

    三好不動産,大東建託リーシング

  3. のうか不動産、IT重説に「業務委託」を活用

    のうか不動産

  4. タカラスタンダード、リフォーム領域 さらに強化【新社長インタビュー】

    タカラスタンダード

  5. シー・エフ・ネッツ、グループで管理戸数7473戸【注目企業インタビュー】

    シー・エフ・ネッツ

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ