「ツバメ団地」のブランドで再生ノウハウの提供を開始
「ツバメ団地」の屋号で団地再生を手がけるコトリオフィス(福岡県志免町)は、これまで福岡市内で団地タイプの分譲マンション3戸を購入し、改修を行って賃貸している。3戸とも築45年以上で、エレベーターがない4、5階の住戸だが、相場よりも高い家賃で入居者が決まっている。
今後は、空室や売却に困っている不動産所有者から依頼を受けて物件をリノベーションし、ツバメ団地として運用する事業に着手する。権丈実代表は、「3戸の実績を基に、団地の再生案件を増やしていきたい。フランチャイズチェーン(FC)のような仕組みで、当社がリノベの企画と、その後のリーシングや賃貸運営のサポートを行い、ツバメ団地としての再生ノウハウを団地所有者に提供していく予定。施工費は家主負担で、家賃収入の10%程度を家主から当社への報酬とするイメージだ。福岡市と近郊エリアが対象で、12月までに2、3戸を受注したい」と語る。