パナソニックホームズ(大阪府豊中市)、トヨタホーム(愛知県名古屋市)、ミサワホーム(東京都新宿区)など5社を傘下に置くプライムライフテクノロジーズ(以下、PLT:東京都港区)は2023年度を初年度とする3カ年の中期経営計画を5月16日に発表した。併せて、前期の経営実績に触れた。
賃貸の新築受注3400棟へ
同社の23年3月期の売上高は、22年同期比3.7%増の1兆231億円。営業利益は、同55%増の366億円で、グループ5社の過去最高益を合算した数値に迫る勢いとなった。
同社がPhase(フェーズ)1と位置付ける20~22年度に100億円の材料高騰分があったものの、原価低減、粗利改善、販管費の削減により収益は大幅に改善した。
賃貸住宅の建設を含む新築請負セグメントの23年3月期の売り上げは、20年3月期比で5.9%減となる5733億円。営業利益は同期比1.1%増の87億円だった。
中期経営計画では、26年3月期の売上高は1兆1500億円、営業利益は580億円を目指す。賃貸住宅の販売拡大のため、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)および愛知県中心部に人材を配置。また、グループで商品数の補完を図る。賃貸住宅の新築受注棟数は、3400棟を目指す。
(2023年6月19日3面に掲載)