パナソニックホームズ不動産(大阪府豊中市)とミサワホーム不動産(東京都新宿区)は10日、既存の管理物件にスマートロックを順次導入すると発表した。初年度となる23年3月末までに、パナソニックホームズ不動産は7000台の設置を目指す。
賃貸事業のDX推進図る
両社のスマートロック導入は、親会社であるプライムライフテクノロジーズ(東京都港区)がグループ横断で進める、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進事業の一環として決定した。スマートロックを導入することで、セルフ内覧を進め、業務効率化を図る。
両社は、4月からスマートロックの試験導入を開始。5月からは入居者が退居し次第、設置している。
今後、問い合わせ管理や重要事項説明書保管のクラウド化を検討中だ。
パナソニックホームズ不動産の事業企画部、川見竜一氏は「不動産DX化推進により、入居者やオーナーの満足度向上を目指す」とコメントした。
(2022年5月23日2面に掲載)