学生向けマンションや学生寮の運営を行う企業らによる、入居者向けイベントが活発化している。運営会社側が主体となるのではなく、学生が主体性を持ってイベントを企画するのが特徴だ。学生の成長を促していく教育的な側面を持つことで、大学への訴求要素としている事例もある。
入居者主導で成長促す
給与でプロ意識 歓迎会100人超参加
東急不動産ホールディングス(東京都渋谷区)のグループ会社で、学生向けマンション5万3300戸を運営する学生情報センター(京都市)は、入居者向けに提供していた生活サポートサービス「ナジッククラブ24」を4月に刷新した。
刷新の一環として、学生自身に入居者イベントの企画・運営を一任する。
京都府で、同社運営の学生マンションに入居する大学2年生以上を対象に、イベント企画の中心となる「コミュニティマネージャー(以下、CM)」を5人選出した。
CMには時給を支払い、仕事として捉えてもらうことでより責任感を持たせる。