収益不動産の再生や開発事業で会社の業績を伸ばすビーロット(東京都港区)は、2020年から名古屋での営業も開始。商圏を拡大しつつ、取り扱う不動産の種類も増やし、投資家に幅広い選択肢が提供できる会社を目指す。宮内誠社長は「長く続く会社をつくる。そのためにも価値の高い不動産づくりが重要」と語った。
設立12年で売上264億円に拡大
リート上場視野、ストック事業で経営安定
不動産再生に強み 住宅約1600戸管理
ビーロットは、成長著しい不動産会社だ。不動産の再生や開発に強みを持ち、08年の設立からわずか6年後の14年に東証マザーズに上場。その4年後には東証1部にくら替えした。売上高はマザーズに上場した14年12月期に37億900万円、経常利益2億9500万円だったのが、20年には売り上げ264億8100円、経常利益10億3300万円と、6年で売り上げは7倍超、経常利益は約3.4倍になった。