一括確認用のシステムも提供
炊飯器をはじめとした家庭用日用品を製造する象印マホービン(大阪市)は、ポットを活用した高齢者の見守りサービス「みまもりほっとライン」を提供している。2001年に消費者向けにサービスを開始し、累計1万3000人以上が利用。23年5月には、不動産会社や管理組合が入居者の安否を一括で確認できるシステムを実装した。
みまもりほっとラインは、専用の電気ポット「i-PoT(アイポット 以下、ポット)」の使用履歴を基に入居者の安否や健康状態を確認するサービスだ。通信機能を持つポットが、操作時間や履歴を自動でクラウドに記録し、直近の利用履歴5件を利用者の家族らへ1日最大3回、あらかじめ設定した時間にメールで送信。通知先は入居者の親族や管理会社など、任意で設定する。