【書籍紹介】損する土地活用 得する資産活用
商品|2024年06月07日
「資産の組み換え」を提案
「損する土地活用 得する資産活用」と題された本書は、土地活用を考えるオーナーを読者対象としている。節税のためにアパート建築を考えるオーナーが多い中、「資産の組み換え」という方法を提案し、視野を広げる内容となっている。著者はリフレム(東京都渋谷区)の社長である緒方大介氏。
本書は7章で構成。第1章、第2章では、土地活用の基礎知識が事例を踏まえて書かれている。第3章は相続対策がテーマだ。単なる節税にとどまらず、収益の向上を通じて多くの資産を残すことを提案している。第4章は賃貸経営と不動産投資分析の基礎知識に関する内容だ。第5章、第6章で、稼ぐ経営を実現する「資産の組み換え」の具体的な方法が事例とともに記されている。最終章の第7章では、東京都内での賃貸経営をグローバルな視点も踏まえて解説する。
具体的な失敗事例や成功事例が書かれており、実際に土地活用を考えるオーナーにとって実践的な内容となっている。
(2024年6月3日19面に掲載)