返済不要の奨学金
東京23区を中心に賃貸住宅を約7600戸管理するアートアベニュー(東京都新宿区)は、沖縄県宮古島市内で事業を営む3社と共に一般社団法人島の子未来応援基金を2025年に創設した。26年1月には授与式を初開催し、5人の高校生が奨学金の受給を受けた。
同基金は、宮古島市内の高校生世代が対象で、奨学金は返済不要とする。
奨学金には二つの枠がある。一つは「学力向上応援支援金」。基金指定の全国模試を受験し、同市内で一番の高成績を収めることが要件となっている。支給額は100万円だ。
もう一つは「チャレンジ応援支援金」。夢や課題に挑戦しようとする人が対象となる。選考は、同基金の会長らによる書類とプレゼンテーションの審査で行われる。支給額は50万円だ。
いずれも奨学金受給者は夏に開催される「現況報告会」にて、自身の現状について報告する予定だ。報告会には基金への寄付者も参加可能となっている。
島の子未来応援基金の会長であるアートアベニューの藤澤雅義社長は「宮古島に、学びに誇りを持てる風土を根付かせて子どもたちの学力向上に貢献したい。受け取った奨学金がその子の活躍場所を広げ、選ばれた経験がその子の自信につながることを期待する」と話した。
アートアベニュー
藤澤雅義社長
(2026年3月16日15面に掲載)




