リッチロード(東京都新宿区)は、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)を商圏とする不動産投資の専門会社だ。売買事業で20年以上の実績を持つ同社が重要視していることは、不動産投資に関する情報を投資家へ的確に提供すること。その思いや取り組みについて德田社長に聞いた。
メルマガから反響獲得
1都3県が中心 取扱物件数400件
リッチロードは、1都3県にある木造集合住宅の中古収益物件を中心に不動産売買仲介事業と、その後の管理、リフォーム事業を行っている。
特にJR武蔵野線沿線の内側エリアにある中古物件が対象。取り扱い件数は専任媒介や先物取引を含めて年間約400棟。仲介を含めた販売棟数は年間150棟ほどになる。売買仲介にひもづく物件の管理受託数は約2000戸で、平均入居率は24年6月24日時点で95%を維持する。
創業は2000年。当時の不動産売買における業界の営業スタイルは、電話営業が大半だった。そうした中で同社は、黎明期であったインターネットに物件情報を掲載し、そこから反響を得る営業を主体として事業をスタートした。
德田里枝社長は「創業当時から変わらず、当社の経営理念は『不動産投資を始めた人すべてを幸せにする』だ。自分たちが稼ぐためにひたすら電話営業するのではなく、不動産投資はいいものだと社会に認めてもらうために24年間、地道にやってきた」と話す。