奈良市を中心に、「賃貸のマサキ」のブランド名で賃貸仲介や管理事業を手がけている正木商事。情報発信に積極的で、時代が紙媒体からウェブに転じた後もブログやSNSの発信に真摯(しんし)に取り組んできた。2025年に創業60年目を迎えた同社の2代目の正木久雄社長にこれまでの歩みや今後について話を聞いた。
地域活性が目標 地元企業の使命
―御社の事業について教えてください。
当社は奈良市を中心に、賃貸物件の仲介と管理、リフォームや保証関連業務など、幅広く不動産事業を展開しています。事業割合は、中核を担う賃貸仲介事業が51%、次いで管理事業が23%、リフォーム事業13%、その他13%となっています。グループ会社で7500室の家賃管理を担っています。
―商圏の奈良市や奈良県天理市の特徴は。
当社では、奈良市を「歴史と現代が交差する都市」、天理市を「歴史と信仰のコミュニティー都市」として捉えています。どちらも人口減少が続いていますが、明るいニュースがあります。実は奈良市は、22年に0〜14歳の転入超過数が関西1位を記録するなど、子育て世代の流入という明るい兆しがあります。一方の天理市には大学があり、若年層の流入と宗教都市として固い地盤を持つコミュニティーを有しています。当社は地域の事業者として、大学との産学連携事業で古家のリノベーションを行うなど、若者が定着する街づくりに積極的に取り組んでいます。




