不動産テック事業を展開するStudio(スタジオ) LOC(東京都台東区)は、不動産会社向け営業支援ツール「参謀くん」の新料金プランを2月から提供している。
新しい「ライトプラン」では、月額1万1000円でAI(人工知能)を活用した賃料査定を無制限で利用可能だ。これまで参謀くんの最低料金は月額3万5000円(いずれも税込み)だった。小規模な不動産会社の「手軽にAIによる賃料査定を行いたい」という要望に対応する。
同社が提供する参謀くんは、日本情報クリエイト(宮崎県都城市)と共同開発したサービスだ。累計100億件のビッグデータを基にAIが賃料を査定するほか、クラウド上でオーナー向けの空室対策提案書「満室経営戦略レポート」を作成することができる。導入している不動産会社では、既存物件のオーナーへの提案や、新規管理物件の獲得などに活用している。
ライトプランでは、A3サイズ1枚にまとめられた賃料査定書を回数の制限なく出力可能だ。利用回数を気にすることなく、オーナーへの提案に活用することができる。
(2025年4月21日6面に掲載)