実需と富裕層の2本柱で手数料売上50億円
総合不動産事業を手掛けるリストグループで、売買仲介事業を担うのがリストインターナショナルリアルティ(神奈川県横浜市)だ。国内外で16カ所に支店を持ち、年間約1400件もの仲介を手掛けている。近年は富裕層向けの仲介にも注力している。
16拠点で年間仲介件数は1400件
国内11カ所展開
1991年、神奈川県横浜市に設立されたリスト。仲介事業を皮切りに戸建住宅・マンションの開発分譲事業、アセットマネジメント事業など、不動産関連事業を幅広く展開して成長してきた。2016年には持株会社制度に移行し、5つの子会社を擁する「リストグループ」に再編となった。
そのグループの中で売買仲介を専門に扱うのが「リストインターナショナルリアルティ」だ。従業員数は212名(2024年12月現在)。国内は11カ所、海外5カ所に支店を構える。
長らく神奈川が中心だったが、近年は沖縄に出店したり、グローバルな展開をしたりと拡大を続けている。年間仲介件数は約1400件に上り、手数料売上高は約50億円にもなる。
国内の仲介の基盤である横浜店
仲介事業は「実需向け部門」と「富裕層向け部門」の2つに大きくわかれる。前者の実需向け部門は、営業人員約90名。担うのは主に新築戸建ての仲介で、仲介件数の約6割を占める。メイン商圏は神奈川と東京の一部、物件の平均販売単価は4000万から5000万円。手数料単価は約200万円。年間手数料売り上げは約30億円だ。
常務取締役の西宮正人氏は以下の3点を強みだと話す。
1つ目は、未公開物件を含む独自情報の量。このことを可能にするのが、設立より築いてきた住宅会社とのつながりだと西宮氏は語る。「設立から数えて30年を超える歴史があります。地元の工務店や建売業者さんと密な関係を築いてきました。取引先は大手を含め常時20から30社あり、売上の5割は主にこうした常連との取引によるものです。長年の実績から信頼を得て、先行して貴重な情報をいただけることも少なくありません」
強みの2つ目は、充実したアフターケアだ。独自の制度として、購入後も安心な「リスト365」サービスを提供している。内容は「緊急駆けつけサービス」(水回りや鍵、電気設備等のトラブルの応急処置)、「住まい保証革命」(新築戸建て10年保証を20年に延長)のほか、「リフォーム・メンテナンス」、「売却・賃貸相談」、「家計見直し・税金相談」、「お友達・リピート割引」などがある。




