売上高は5年で2倍へ
群馬県を中心に賃貸仲介や管理などを行うソアードは、増加する管理戸数を基盤に事業規模を拡大している。2021年に約600戸だった管理戸数は現在約1200戸と倍増。売上高も約6億3000万円まで伸び、21年と比べ約2倍となった。管理を軸に賃貸仲介、リフォーム、売買などへ事業領域を広げることで、収益基盤を強化している。
売り上げの構成はリフォームが約3割、管理と賃貸仲介、売買仲介がそれぞれ約2割、残りはその他事業となっている。管理物件を増やすことで、入居者募集からリフォーム、売買まで一貫して提案できる点が強みだ。
川島翔也社長は「管理を受託すると賃貸仲介、リフォーム、売買とすべての事業につながる」と話し、今後も管理戸数の拡大に力を入れる方針である。
新規管理の獲得は紹介と自社ホームページからの問い合わせが中心で、特に自社のホームページではオーナーの声や管理事例を積極的に掲載している。23年には契約オーナー約120人にアンケートを実施し、「なぜ管理を任せたのか」「現在の満足度」「改善してほしい点」などへの回答を掲載。トラブルを解決した事例や小規模物件の管理事例も含め、実際のオーナーの声を掲載することで、管理会社を探すオーナーとの接点を生み出している。
自社のホームページはほぼ毎日更新しており、検索エンジンでの上位表示も意識する。「群馬県賃貸管理」「高崎市 不動産」などのキーワードで検索上位を狙い、認知度の向上につなげている。川島社長は「ホームページは作るだけではなく、常に情報を更新することが重要」と語る。
24年には建設業許可を取得したことで、大規模修繕を元請けとして受注できる体制も整えた。管理物件の修繕について同社が窓口となって提案することで、オーナーとの接点を増やし、リフォーム事業の拡大にもつなげている。
今後は30年までに管理戸数2500戸を目指す。商圏拡大に向けて埼玉県内への新規店舗出店も視野に入れる。成長に向けた課題に、賃貸仲介営業の人材確保を挙げる。「管理戸数を増やしたいが、人材の問題がある。採用と育成が重要」(川島社長)。管理戸数の拡大と人材の採用・育成を両輪に、さらなる成長を目指す。
ソアード
川島翔也社長
(2026年9月14日2面に掲載)





