リフォーム事業や賃貸仲介、売買仲介を行うファーム建設(神奈川県横浜市)は、9月より譲渡型賃貸住宅「マリアージュ賃貸」のFC加盟者の募集を本格的に開始した。対象は個人投資家で、エリアは全国だ。
FC加盟の募集開始
マリアージュ賃貸とは2017年より同社が展開する賃貸住宅のシリーズ。年間の家賃支払額の一部から物件の購入価格が割り引かれていき、約10〜15年で物件が0円で購入可能になる。
家賃はエリアの表面利回りの相場に合わせて設定。リフォーム費用がかかるため、多少利回りは落ちるものの、エリア内の他物件同様の収益を上げることが可能だ。将来的には入居者自身の持ち家にできるという付加価値により差別化できる。
入居者ターゲットは住宅ローンを組めないが持ち家を希望する人。すでに100世帯以上が待機中だという。
FC自体は21年より開始しており、すでに投資家6人が加盟している。
同社が中古物件を購入。リフォームしたのちに入居者を募集するほか、FCオーナーの所有物件も提供する。また、入居者が支払える家賃から同社が算出した購入金額の範囲で入居者自身が希望の物件を探してくるケースもある。
「空室が長期化している物件であっても、マリアージュ賃貸にすることで将来的に入居者自身の物件になるメリットから、長期入居が見込める」と藤井大輔社長はコメントした。
ファーム建設
神奈川県横浜市
藤井大輔社長(41)
(2022年10月3日2面に掲載)