東京・六本木の仲介会社で爆発
事件|2023年02月03日
1月17日、東京都港区の不動産会社で、爆発事故が起こった。賃貸物件の仲介時に顧客に販売する、消臭サービスのためのスプレー缶のガス抜き作業中に引火し、爆発したとみられる。
在庫のスプレー缶に引火か
同社は「コープ野村六本木2(ツー)」という分譲マンションの1階に店舗として入居。同マンションの共用部を管理する会社は「こういった爆発事故は初めて」と話す。
周辺の不動産会社の担当者は「現場は当社から300mほど離れているが、爆発したときは『ボン』という音が聞こえ、窓からは煙が見えた」と当時の状況を説明する。
周辺建物の様子。シャッターが風圧でへこんでいる
爆発事故を起こした不動産会社は解体工事やリフォームなどを主体に、賃貸仲介、売買仲介を手がけていたという。
「賃貸仲介の売り上げが芳しくなく、仲介時には必ず消臭スプレー缶を販売していたようだ。その在庫を抱えていたのでは」(周辺の不動産会社・担当者)
全国賃貸住宅新聞は爆発事故を起こした不動産会社に対し今回の爆発事故に関してコメントを求めたが、期日までに回答は得られなかった。
(2023年2月6日1面に掲載)