不動産情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」を運営するLIFULL(東京都千代田区)は2月28日、「〝家賃のわりに広い部屋に住める駅〟ランキング~都心一人暮らし編~」を発表した。
1位は日暮里・舎人ライナー高野駅
LIFULL HOME'Sの独自データをもとに、JR山手線のいずれかの駅まで電車で20分以内で到達可能な駅が最寄り駅となる物件を調査対象とした。条件は、①ワンルーム、1K、1DK、1LDKの単身世帯向け②駅から徒歩15分以内③築40年以内の三つ。
家賃12万円以内のランキングを見ると、1位が日暮里・舎人ライナー線「高野」駅、2位は同線「扇大橋」駅と、日暮里・舎人ライナーの隣接する2駅が上位にランクインした。高野駅はJR山手線の「日暮里」駅から6駅。平均的な賃料は8万1000円。扇大橋駅は高野駅より1駅都心寄りで平均賃料は8万円。どちらも同じ平均家賃のほかの駅より4.5畳から5畳広い部屋に住める計算だ。
3位は小田急電鉄小田原線「代々木八幡」駅。約6分で新宿に到着する利便性の高い街だけに、ランキング内のほかの駅より家賃相場は高くなるが、築20年を超えると専有面積物件が多数存在する。
今回のランキングには、知名度やイメージが反映されやすい調査において比較的知名度の低い駅名が並んだ。ウィズコロナ時代で自宅でのテレワーク環境を整えつつ、都心への通勤も考慮した住み替えニーズが高まりつつある中、広さと利便性を重視した今回のランキングは参考指標の一つとなりそうだ。
(2022年3月21日21面に掲載)