賃貸住宅のリノベーションを手掛けるハプティック(東京都渋谷区)は、インテリアブランド「イデー」とコラボレーションし、オフィスビル「日本橋M&Kビル」のリノベーションをこのほど完成。8月1日、完成披露内覧会を開催した。メディア関係者や住宅業界関係者を中心に80名近くが出席した。
同ビルは、築24年のRC造地上7階建て。1、2階がオフィス用、3〜7階の各階に1戸ずつ全5戸の賃貸住居として再生された。
リノベーションは、ハプティックのリノベーションブランド「TOMOS」をベースにイデーがデザインを監修。3階のモデルルームには、イデーオリジナルの家具や雑貨を取り入れコーディネートしている。家具付きのまま入居を希望する場合、賃料に加え月3万円支払うことで入居することも可能だという。
内装は、無垢材のフローリングや収納棚を設置するなど全体的にナチュラルなテイスト。一方、天井は全室むき出しのコンクリートで、さらに、室内の一部の床を取り払い、コンクリート部分をモルタルで塗装した土間スペースをつくった部屋もある。7階の住居の間取りは1LDK(60平方m)で、それ以外の4戸は2LDK。広さは、75平方m〜80平方m。賃料は18・2万〜21・2万円。
入居に関しては、同社の仲介サイト「goodroom」でまず3階と7階の部屋の募集をスタートした。
同社では、今後もオフィスビルの住宅へのコンバージョンを行い、年間10棟の受注を目指す。