創業者からバトンタッチ
中古マンション販売を行うスター・マイカ(東京都港区)は、12月1日付で、新社長に秋澤昭一氏が就任した。
創業者の水永政志氏は会長に就く。
同社は、第15期(平成27年11月期)の事業年度開始を迎えるに当たり、順調な業績の拡大に加え、経営基盤が充分に強固となったことから、今後の更なる会社の成長を見据え、社長交代の節目と判断したという。
また、企業として所有と経営の分離を進めていきたい、水永氏の方針を受けたものでもある。
秋澤氏は昭和40年5月10日生まれ、昭和63年に藤和不動産入社。
平成9年にはエイテックを設立。
平成15年にパシフィックマネジメント入社、平成20年に社長就任。
その後、平成23年にスター・マイカに入り、戦略事業部長、取締役を経て、12月1日社長に任命された。
不動産業界での経験が長く、豊富な経験と幅広い人脈があり、今後の事業拡大に向け適任であると、今回の人事に至った。
同社の2014年11月期第3四半期の決算では、売上高が98億5000万円と、前年同期比3.1%の減収となったものの、営業利益は2000万プラスの15億円。
特に、保有する賃貸マンションの収入が、15億7000万円と14.9%伸び、業績を押し上げている。