すきま時間を収益化するプラットフォーム
エイチ(東京都中央区)は、スペースの借り手と貸し手をマッチングするコンシェルジュプラットフォーム「エイチ」を8月中に開設予定だ。
同サイトの最大の特徴は個人ユーザーを対象としていることだ。
貸し会議室というと、企業の会議や研修などで利用するケースが多いが、同サイトでは、英会話や趣味などの個人教室を開講している人やちょっとした打ち合わせをしたい人などをユーザー対象としている。
貸すスペースは、カフェやダイニングバー、カラオケなどの店舗や空き家・空きビルなどで、現在登録スペースは、200件ある。
「個人で教室を開きたいと考えて、生徒はネットで集めやすくなってきていますが、場所がないという問題があります。そこで、気軽に安価でスペースを提供でないかと考え、同サイトを開設したのです」(伏見匡矩社長)
登録料は無料で、マッチングが成立すると、その利用料の25%とユーザー還元ポイント5%分をオーナーは負担する。
空き家や空きビルなどについては、オーナーにオフィス家具やプロジェクタ、Wi‐Fiなどのレンタルサービスも実施しており、会議室やレンタルオフィスとして変更しやすいようになっている。
同社は「趣味なび」という1万2000教室が登録するサイトと提携。
今後、エンジニア向け勉強会サイトや個人教室町ンぐサイトなどとの提携も予定しており、マッチング数を増やしていくつもりだ。
登録スペースは現在首都圏が渋谷、新宿、家け袋が中心ではあるが、全国を対象としており、2年で登録物件数500スペースを目指す。