信託銀行で利用者増
金融機関で人工知能が資産運用を助言する「ロボアドバイザー」の利用が増えている。
欧米ではすでに普及しているオンラインサービスで、コンピューターが自動プログラムでユーザーに適切な運用方法を試算する。
今春、三菱UFJ信託銀行はロボアドバイザーをリニューアル。
報道をきっかけに、利用が25倍に増えたという。
年齢や年収、家族構成、教育費や住宅ローンなどを入力すると、400パターンから投資信託の組み合わせを提案する。
「マイナス金利導入などを契機に、投資に関心を持ってもらいたい」という。
みずほ銀行は2015年10月に「SMART FOLIO(スマートフォリオ)」を提供開始。
リスク許容度を踏まえた投資信託の組み合わせを提案する。
一方、不動産オーナーも使用できる人工知能を活用した資産管理サービスもある。
帳簿アプリ開発のマネーフォワード(東京都港区)が提供している。
入出金情報を人口知能が解析し、営業利益やキャッシュフローを可視化するもの。
利用者は40万人を超えている。