ターミナル 査定システム刷新
ITベンチャーのターミナル(東京都目黒区)は8日、不動産会社が無料で使える家賃査定システム『スマサテ』の機能をテコ入れし、AI査定機能と賃料内訳を可視化する機能を新たに備えた。これまでは類似物件の情報がわかる補助的な機能が主だったが、目当ての物件の推定額をAIで算出できるようにした。
珍しいのは、算出額の根拠まで可視化したこと。
例えばスマサテを使っての査定額が10万円だったとき、利用者は10万円の構成比がわかる。「浴室乾燥機付きだから+2000円」といった具合に人気設備の相関性が提示され、その他間取り、立地といった各項目が、賃料にどれだけ影響を与えているかがわかる。
山岸延好社長は「査定額の根拠を知りたいユーザーがたくさんいた。できる限り、要望を反映したいと思った」と語った。