約9130戸管理の高知ハウス(高知市)は10日から、募集管理システム『Go Web!(ゴーウェブ)』を導入する。
自社物件の入居率アップを目指し業務効率化に取り組む一環だ。他社仲介会社が同社管理物件の空室状況や入居申し込みをリアルタイムで行うことができるシステムを導入することで、受電数や契約書の配達などといった業務を減らしたい狙いがある。
他社仲介会社からの受電を削減
これまではGoogleスプレッドシートを活用し、管理物件の空室状況を把握していた。他社仲介会社から問い合わせが来た場合は、社内のスタッフがスプレッドシートを確認し、空室状況を回答。ただ、詳細な設備や申し込み後の条件交渉については、外出していることが多い管理担当者への確認が必要になる。『Go Web!』ではこうした情報をウェブ上で確認したり、チャットでのやり取りが可能なため電話を取り次ぐ手間を省くことができる。また、管理会社が休業日であっても、空室状況の確認や入居申し込みが可能。何番手での申し込みかも明確にわかるという。高知ハウスが管理する物件の中には学生向け賃貸住宅で10番手まで入居申し込みが入ることも珍しくないため、多くの番手に対応できる点が決め手になった一つだ。