長栄(京都市)は5月中旬より、新型コロナウイルスによるテレワーク需要の取り込みを狙い、最短3カ月契約の短期プランの提供を開始した。これまで大阪・京都を中心に約10件の問い合わせが入っている。
医療従事者へも賃貸
同社が管理する空室70戸を対象として新たなサービスを行う。家具・家電付きで敷金・礼金と仲介手数料は無料、3カ月ほどの短期間であれば原状回復費も不要としている。また、通常は退去後、次の募集までに原状回復などの作業を施すために数日を要するが、今回はすぐに部屋が必要なケースも鑑みて、改装前の状態での引き渡しも可能だ。単身者向けの部屋がメーンだが、要望に応じてファミリータイプも提供できる。テレワーク導入で一時的に部屋が必要になったケースや、医療従事者の感染拡大防止のための対策としても貸し出していくという。