ストック収入となる賃貸管理業を伸ばしたい会社は多いだろう。だが、管理業務の収益構造や人員構成などは各社で大きく異なり実態が不透明だ。そこで本紙は管理会社12社を取材し、売上高に占める管理業の割合や一人当たり管理戸数の実態・各社の課題などを調査。最終回の今回はヴェセル東西、ライフスタイル、NIKKEIPROの3社を紹介する。自社との比較や組織作りに役立ててほしい。
ヴェセル東西、地場で450戸管理、分業で効率化
管理戸数450戸のヴェセル東西(東京都豊島区)では、2代目経営者の村山正行社長など役員3人を含む10人で売買・賃貸管理・賃貸仲介の3事業を回している。売上高は1億2000万円で、うち50%を賃貸管理とそれに付随するものが占める。次に売買仲介で30%、残り20%が賃貸仲介による売り上げだ。「安定している賃貸管理をより伸ばしていきたい」(村山社長)と語る。