全400社が掲載された今回のランキングでは、前回未掲載の会社を除くと、仲介件数(2019年10月~20年9月)が増加した会社が153社、減少した会社が189社と、不調だった会社がやや多かった。不調の理由として、124社がコロナ禍などの外部環境を挙げている。感染拡大の本格化は1~3月の繁忙期から外れてはいたものの、多くの会社でマイナスの影響を及ぼしたようだ。編集部では、コロナ禍の中でも仲介実績を伸ばした7社を取材。それぞれの取り組みについて紹介する。
三光不動産、メールや物件登録の分業で来店者増加
三光不動産(北海道札幌市)は、前回から168件伸ばし、年間3552件の賃貸仲介を行った。好調の理由は、65%という来店成約率を保ちつつ、来店者数を対前年比で10%増やせたことだ。20%だった反響来店率は28%まで上昇した。