東急住宅リース(東京都新宿区)は、1日に職住一体がテーマの複合型賃貸マンション『CONTRAL NAKAMEGURO(コントラル中目黒)』の入居を開始した。
共用書斎やコワーキングラウンジ設置
同物件は、東急東横線「中目黒」駅から徒歩7分の場所に立つRC造5階建ての複合施設。レジデンス90戸、オフィス6室、店舗6区画からなる。
コンセプトは「働と住がつながる」。オフィスでのコミュニケーション、社内外とのミーティング、個別の作業といった、さまざまな「働く」シーンに対応する施設を企画。住まいと仕事場が、一つの建物内で完結できるのが特徴だ。
1階には入居者用の共用書斎を設置し、隣接してワーキングラウンジがある。ワーキングラウンジは、フリーアドレスのワークスペースと、予約制のミーティングルーム1室、テレビ会議などに使える個室ブース2室をそろえた。入居者専用の施設で、月1万円での利用が可能。登記をし、オフィスとして利用する場合には、月2万5000円(それぞれ税別、別途保証金・年会費など)。2階には47.72~62.69㎡のオフィス6室を用意した。
住居は90戸あり、うち20戸はSOHO(ソーホー)。間取りは1K~2LDKで専有面積27.43~86.06㎡。家賃は15万9000~58万5000円。9日時点で51戸に申し込みが入っており、単身向け住戸は30~40代の高収入の男性が多い。
86.06㎡の1LDKで高さ4メートルの吹き抜けがある家賃58万5000円のプレミアム住戸も成約済みだという。
中目黒でゆとりのある生活を求める単身者やDINKS、共働き世帯をターゲットとする。成約理由は、共用ラウンジがあることや中目黒という立地が気に入っていることなどが上がっている。
オーナーは丸仁ホールディングス(東京都港区)、住居の管理は東急住宅リース、店舗や事務所の運営はリアルゲイト(東京都渋谷区)が行う。
もとは飲料の集配所だったが、土地活用として同物件を企画した。
(2月15日1面に掲載)
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