賃貸マンション『ヒーローマンション』のフランチャイズ展開などを行うヒーローライフカンパニー(東京都港区)は、トレーラーハウスを活用した商品開発を進めていくことを4日の本紙の取材で明らかにした。
1日には、栃木県の那須塩原市で同社初のトレーラーホテル『Trail inn(トレイルイン)』を開業。547坪の敷地に、1室12.9㎡の客室36室と飲食店が入る貸店舗を置く。キッチンや浴室、洗濯機も設置する。近くの工場や建築関係の現場担当者など、短期から中期滞在の顧客をターゲットとする。
同社の日﨑哲仁社長は「今後は、トレーラーホテルを投資家に販売し、運営受託して事業拡大していく方向と、顧客のニーズに合わせたトレーラーハウス商品の開発の両軸で進めていく」と話す。
トレーラーハウスは、公道をけん引車で移動できるため設置や撤去が容易なのが特徴だ。さらに、同社の商品では、水回り設備をなくすなど、ニーズに応じた仕様にカスタマイズできる。
用途はコワーキングスペースや賃貸住宅などさまざまな可能性がある。既に、商社から受注しサテライトオフィス用に納入した実績も上がっている。「賃貸住宅として、当社のトレーラーハウスを使いたいという不動産会社の要望も上がっており、幅広く応じていきたい」(日﨑社長)
ヒーローライフカンパニー
東京都港区
日﨑哲仁社長(59)
(3月22・29日1面に掲載)
おすすめ記事▶『ヒーローライフカンパニー、トレーラーホテル事業を開始』