オーナーコミュニケーションアプリを展開するWealthPark(ウェルスパーク:東京都渋谷区)と入居者アプリ開発のスマサポ(東京都中央区)が、展開するアプリにおいてデータの相互連携を進める。
オーナー・入居者情報をアプリで連携
オーナーとのやりとりの円滑化やワークフロー管理機能を持つ『WealthParkビジネス』は、約80社の管理会社、2万人のオーナーが利用する。スマサポが2020年10月から本格稼働している入居者アプリ『totono(トトノ)』では、およそ350のFAQを用意するなどして入居者への1次対応を支援している。
今回の事業提携により、オーナーや入居者とのつながりを強化し、サービス品質の向上や業務効率化を図りたい管理会社のニーズに応える。
両社のサービスを新たに利用する管理会社には、初期費用をそれぞれ半額で提供する他、基幹システムとの連携作業を同時に進めることで導入時の業務負担を軽減する。将来的には両サービスのデータ連携に対応する予定で、入居者の退去連絡や更新予定、トラブル内容などをオーナーと共有しやすくする。
コロナ禍をきっかけに、業務のデジタル化推進に対する管理会社の関心は高まっている。ITツールの利用は進んでいるが、有用なデータの整理・収集に手間取り、導入メリットを享受できない事例もある。両社では、導入企業のオペレーションの見直しなどに関わりながら、サービスの活用を支援する。
(5月24日9面に掲載)