住む人の快適性・健康を検証
総合不動産デベロッパーの東京建物と住宅設備メーカーのYKK、慶応義塾大学は共同で築20年の賃貸マンションにZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)改修を実施。室内環境だけでなく、住戸の快適性や人の健康に与える影響について実証実験を行った。実験の対象物件は、東京都江東区にある築20年の賃貸マンション「Brillia ist(ブリリアイスト)東雲キャナルコート」。東向き、2LDK+Sという同条件の物件を用意し、それぞれ異なる改修を行った。
6階の住戸はZEHリノベーション、11階の住戸は通常のリノベを実施。ZEHリノベ住戸は外壁部分に高性能断熱材の吹き付け、二重窓・複層ガラスなど高性能窓に交換。そのほか、節湯設備や人感センサー付きの照明も設置した。通常リノベ住戸は、水回り設備の交換などを施した。
改修の結果、住宅の断熱性能を表す断熱性能等級は通常リノベ住戸が断熱性能等級4だったのに対し、ZEHリノベ住戸は6だった。断熱等級が2段階アップしたことで、約30%の省エネルギーにつながるという。さらに、住宅が1年間に消費する空調・給湯・照明・換気などのエネルギーを数値化した、一次エネルギー消費量等級も通常リノベ住戸が4に対し、ZEHリノベ住戸は6という結果だった。改修費は、ZEHリノべ住戸のほうが通常リノベ住戸より400万円高い。





