今や、不動産会社にとって絶大な集客力を誇るポータルサイトだが、集客と引き換えに広告費用も重くのしかかる。こうした中、ポータルサイトに頼り切る現状を打破すべく、賃貸物件を掲載した自社サイトで集客を図る不動産会社も目立つようになってきた。今回は、各社が運営する自社サイトのこだわりや特徴を取材した。
顧客目線の機能充実、来店予約がサイトで完結
洞口、ポータルより早く掲載出稿時間4分の1に
愛知県内で13店舗を展開する洞口(愛知県名古屋市)は、物件情報サイト『ROOMSELECT(ルームセレクト)』を1月に開設した。現在、成約客の9割をポータルサイトが占めているが、反響からの来店率はポータルサイトが35~38%に対し、自社サイトが70%と、ポータルサイトよりも確度の高い顧客の来店につなげている。