東急リバブル(東京都渋谷区)は7月9日、TEPCO i(テプコ・アイ)-フロンティアズ(東京都千代田区)が提供するサービス「TEPCO i-フロンティアズ住宅設備機器保証(賃貸住宅用)」を、顧客である賃貸住宅オーナーに対し紹介していくと発表した。修理回数が無制限、最大10万円(税込み)を保証するなど、住宅設備機器の故障でオーナーが支払う修理代や設備交換費用の負担軽減につなげていく。
保証期間の長さと保証金額の高さが採用の決め手となった。TEPCO i-フロンティアズ住宅設備機器保証(賃貸住宅用)は、賃貸住宅向けの住宅設備機器保証サービスだ。保証期間は設備の製造から最長20年。修理回数も無制限で、保証金額は、1設備あたり最大10万円(税込み)だ。東急リバブルの賃貸事業推進部賃貸情報開発課の松丸哲也係長は「10~15年間の保証期間や、3~5万円を保証するサービスが多い中でTEPCOi-フロンティアズの保証の手厚さに魅力を感じた」と語る。
保証の対象となるのは、エアコン、給湯器、コンロ、換気扇といった賃貸住宅に備わっていることが多い設備4種類だ。TEPCO i-フロンティアズの江島健二氏は「当社の統計では、エアコンの場合、故障の多くが10万円未満で解決している。賃貸経営で急な出費がつきまとうオーナーの不安を軽減することができる」と語る。共用部の設備は保証の対象外。
東急リバブルでは、オーナーに対し同保証サービスの認知拡大を図っていく。対象は、設備保証の取次業務に家賃収納代行、滞納保証などが付いた、毎月の手数料0円で加入できる同社のサービス「シンプルプラスプラン」に加入するオーナーだ。1戸あたり月額1100円(税込み)を支払うことで適応となる。
(8月2日2面に掲載)
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