管理会社や建築会社、不動産オーナー向け「相続鑑定士」の資格認定を手がける一般社団法人全国相続鑑定協会(通称:アイキャン、愛知県名古屋市)が18日、これまでオンラインで開催してきた相続鑑定士資格試験を名古屋で開催する。コロナ禍などの影響でオンライン化していたが、講師らとの直接の交流を望む声が多く、感染対策を行いながら会場で行うこととなった。
相談窓口を担う資格
相続鑑定士は、不動産ビジネスに関わる人が相続に関する相談の窓口としての役割を担うための資格だ。家主と管理会社は普段からビジネスパートナーとして接しており、管理会社に寄せられる相談は相続に関連するものが少なくない。登記の手続きなどは国家資格所有者に依頼する必要があるものの、専門知識があれば司法書士に紹介する前に家主が抱える問題に寄り添うことができ、より信頼関係を高めていくことができる。