デジタル化は部分的でなく総合的に考える リアルとデジタル両方視点が必要

【連載】デジタル時代の不動産ニューノーマル 第7回

その他|2021年09月11日

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 今回は、前回解説したデジタル化の4フェーズのうち「業務の自動化」と「体験の高度化」について説明していきたい。

 業務の自動化というと本当に賃貸業界で実現できるか疑問に思う人も多いと思う。これまでは賃貸仲介も管理も人でなければできない業務が大半だったからだ。しかし、対面や書面での取引に関する規制が緩和され、消費者のスマートフォン所有が当たり前になった現在では業務の大半が自動化できる準備が整っている。

業務の自動化、体験の高度化を目指す

 現在の賃貸業界は、業務の大半で物件や顧客に関する情報を「伝達」し、「入力」または「出力」し、「管理」することに多くの時間が費されている。例えば、仲介会社は、顧客からヒアリングしたり、紙に書かれたりした部屋探しの条件や個人情報をシステムに入力する。管理会社は、入居者や工事業者と電話・ファクスでやりとりし、話した内容や届いた用紙から情報をシステムへ入力することに大きな労力が費やされている。さらに、電子化された情報とそれに伴って発生するタスクの管理がシステムとして備わっておらず、電子化された後の情報管理でも課題が多い。

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