地震が起きた際に懸念されるのが、家具類の転倒や落下物による負傷だ。備え付けの家具においても、収納物の落下防止の対策が求められる。住宅設備機器メーカーのアイオ産業(東京都練馬区)は主力商品のキッチンと組み合わせて設置できる収納棚「KLH+(プラス)」を展開している。
KLH+の大きな特徴は、標準仕様として、地震発生時の扉の開放による収納物の落下を防ぐ「耐震レバーラッチ」を採用している点だ。扉は常にロックされており、扉の開閉時にレバーをつまむことでロックが解除される仕組み。耐震レバーラッチの安全面が評価され、賃貸住宅のみならず、幼稚園や保育園などの非住宅における採用も増えているという。