2025年3月末に物件数1位狙う
リクルート(東京都千代田区)は、賃貸不動産会社向け業務支援サービスの拡充に弾みをつける。同社が提供する事業者間流通サイト「SUUMO B2B(スーモビートゥービー)」と、ビジュアルリサーチが提供する、賃貸仲介業務の基幹システム「SP‐R」をAPI連携し、物件確認業務の削減を実現する。事業者間流通サイトでは、2025年3月末までの「掲載物件数No.1」を狙う。目指すは、ポータルサイトの情報のリアルタイム化だ。
―賃貸不動産会社の業務支援サービスを、近年強化しています。
以前からサービス自体はありましたが、注力してきたのはやはりポータルサイトの「SUUMO(スーモ)」でした。20年ごろから業務支援サービス機能の拡充を進め、ユーザビリティーの向上に努めています。
―業務支援サービスの具体的な内容は。
事業者流通サイト「SUUMO B2B(スーモビートゥービー:以下、B2B)」や物件のオンライン申し込みシステム「物確サポート・申込サポート by SUUMO」などを展開しています。オンライン申し込み後の賃貸借契約の電子契約も可能です。B2Bは、事業者間の物件情報のやりとりだけでなく、SUUMOに掲載されている物件情報を基にした掲載後の反響件数予測など、独自の機能もあります。また、反響後の追客機能なども備えています。
―10月から、ビジュアルリサーチ(東京都港区)と連携することも発表しました。