アットホーム(東京都大田区)がDX(デジタルトランスフォーメーション)による不動産業務の改善支援や経営課題解決の事例をレポート。第9回は、かけはし(茨城県土浦市)社長の宮武史宜氏に話を聞きました。
デジタルツールで生産性を最大化
2021年にかけはしを設立した宮武氏。土浦市の売買仲介を1人で手がけています。
「人を増やすことは考えていないため、マンパワーには限界があります。そこで、設立当初から『LINE』などのSNSを活用し、生産性の最大化に取り組んでいます」(宮武氏)
また、新型コロナウイルス禍での非対面営業への対応も課題でした。「『実家は土浦にあるが、戻る予定がなく売却を検討している』という遠方にお住まいの方からも問い合わせがあります。そこで当初は、オンライン通話ツールを活用して接客していたのですが、録画機能がなく使い勝手も今一つなことがネックでした」(宮武氏)