ホームインスペクション大手のさくら事務所(東京都渋谷区)の子会社として2018年に設立したのが、不動産売買仲介事業を手掛ける、らくだ不動産(同)だ。住宅診断を無料サービスとして提供したり、物件ではなくエージェントを売りにしたりと、独自の売買仲介業を展開している。
ホームインスペクション、8割実施
エージェントが主役、動画でブランディング
大手の建物診断会社
ホームインスペクションの大手として創業25周年を迎えたさくら事務所。同社では累計6万6000組以上の診断を提供してきた。そんな同社が2018年、不動産売買の仲介に特化した法人、らくだ不動産を立ち上げた。
商圏は首都圏を中心に、北海道、宮城、静岡、愛知、大阪、兵庫、熊本、沖縄など。累計相談件数は約1万5000件。2023年末までの累計成約件数は約350件。取引不動産は約85%が中古マンションと中古戸建て。約10%が土地や大型の収益不動産。残りわずかが新築。買いの比率が6割程度で、売りが4割。平均成約単価は5000万円から6000万円だ。