設計・建築のデベロップ(千葉県市川市)は、建築用コンテナを使った賃貸住宅を発売している。今春、横浜市港北区に2棟竣工した。
同社は、トランクルームや大型倉庫などさまざまな用途に対応するコンテナを製造している。コンテナは海上輸送用のコンテナと寸法は同じだが、建築確認が取得できる強度を持ったラーメン構造のもの。これまでにトランクルームとして190件以上の実績がある。東京都品川区では5階建のビルも建設するなど、用途が幅広い。このコンテナを利用した土地の有効活用として、賃貸住宅モデルを開発、提案を開始した。
「コンテナを使った賃貸住宅は戸当たり約300万円からと建築コストが安く、工期が短いというメリットがあります」と橋本勝史マネージャー。現場で基礎工事施工中に、同社の工場で内装の一部を含めたところまでコンテナの製造が可能なため、工期が短いのが特徴。完成したコンテナを現場に設置した段階で、工程の6割は終了するという。設置も1日でできる。先の横浜市の事例では28戸分が基礎工事終了後1カ月程度で竣工している。
「短工期ですので、融資を受けてから入居開始までの期間が短くなります。初期の返済や金利負担が軽減されます」(橋本マネジャー)
コンテナは奥行き6m×幅約2・4m×高さ約2・6mを組み合わている。居室空間にユニットバス、トイレ、ミニキッチン、防水パン、エアコンを標準で備えてあり、費用は戸当たり300万円。壁面にサイディングを貼って意匠性を高めるなど、仕様は相談に応じて変更可能だ。
同社では全国の地主向けに、7年での投資回収が可能な収益物件モデルとして提案していく。建築費が他の工法に比べて安いため、相場より低く家賃を設定することが可能で、安定稼働を期待できるという。





