介護施設を中心に実証実験
空き家、事故物件への対応などを行うマークスライフ(東京都中央区)は、高齢者支援や相続に関する総合的な相談窓口「じつまど‐実家の相談窓口-」を提供している。離れて暮らす親の見守りサービス、相続支援、不動産売却を提携企業と共にワンストップで解決する。
同サービスは全国の介護施設にて、6月から実証実験を継続中だ。介護施設の入居者家族や入居者本人がフリーダイヤルで窓口に相談することができる。開始から2カ月で50件の相談が寄せられた。相続支援、見守りサービス、家財の撤去など、さまざまなサービスにおいて、全国対応している企業と提携する。
サービス開発の背景の一つに、相続登記の義務化がある。2024年4月より、相続によって不動産を取得した人は、取得を知った日から3年以内に相続登記を申請しなければならなくなった。その背景には空き家の問題がある。全国に900万戸ほどある空き家が放置されることにより、さまざまなトラブルが発生しているからだ。そのため所有者を明確化するように義務付けられた。
このような中で、働きながら親の介護をしたり、遺産を相続したりする人々が、資産を自分で守るための相談窓口が必要だと同社は考えた。また実家の諸問題は相談先が複雑化しており、どこに相談すればよいのかわかりづらいという問題がある。そこで一つの窓口で解決することのできる同サービスを発案した。
今後は相談件数500件を目標に実証実験を続けていく。企業向けに、就労者に提供する福利厚生の一環として、サービス展開を目指す。
(2025年12月15日7面に掲載)





