積水化学工業(大阪府大阪市)はリフォーム事業を強化する。8月31日に3年間の中期経営計画を発表した。住宅カンパニーでは「13年度、売上5000億円、営業利益340億円を目指す」(高下貞二プレジデント)。ソーラー搭載の創エネだけでなく、省エネ、畜エネを一体化したスマートハウス事業を強化。既存賃貸オーナーへのフォローに注力し、リフォーム事業も1000億円事業に成長させる。今年の7月には東名阪を正販一体体制に移行し、さらなる収益性の向上をはかる。
「今年も500名の新卒を採用、2012年も同様です。営業人員を2500名体制にして受注体制を強化します」(執行役員、住宅カンパニー住環境事業部長、関口俊一氏)
また、2009年度から同社が取り組む5カ年計画「GS21―SHINKA!」の後半3年間(2nd Stage)のローリングプランについても発表。
根岸修史社長は「3年で営業利益を300億円上積みし、2013年度に営業利益800億円を目指す」と意気込む。高成長を遂げている住宅ストック、管路更生、水インフラ(海外)、機能材、車両材料、電子材料、メディカルの7分野を中心に各事業の成長と改革を進めていくという。