ASSET COMMUNICATIONS/Knees bee税理士法人、税理士が賃貸経営の経費分析

　不動産会社向けクラウドシステムの開発・販売を行うASSET COMMUNICATIONS(アセットコミュニケーションズ:東京都渋谷区)と賃貸経営支援を専門に行うKnees bee(ニーズビー)税理士法人(東京都千代田区)は7月19日、賃貸住宅オーナー向けの経費診断・業務発注システム「良い経費Navi(ナビ)」の提供を開始した。

レポート記載業務の発注も可

　両者の提携によるサービスの第1弾。利用申し込みは、ASSET COMMUNICATIONSが提供する建物管理業務発注システム「BMクラウド」から行う。物件の情報や経費の使い方といった賃貸経営にまつわるアンケートが送付されるので、利用者は確定申告などの資料とともに回答を返送。Knees bee税理士法人が、所得税節税の観点から使うべき経費の額や、物件価値向上に寄与する修繕や設備交換といった経費の使い方をレポートにまとめる。レポートに記載された修繕や設備交換といった建物管理業務は、BMクラウドから注文することができる。

　レポートの提供には通常Knees bee税理士法人との顧問契約が必要だが、7月19日からはサービス提供開始キャンペーンとして20人の無料モニターを募集している。8月末まで申し込みが可能だ。

　Knees bee税理士法人は700以上の賃貸住宅オーナーと顧問契約を結ぶ。ASSET COMMUNICATIONSのBMクラウドは1600以上の賃貸住宅オーナー・管理会社が利用し、120種類以上の建物管理業務をそろえる。両者は、オーナーによる主体的な賃貸経営の支援を掲げ、今後も共にサービス開発を行う予定だ。

(2023年8月28日9面に掲載)