配偶者居住権【宅建試験解説】

【連載】2024年宅建試験まるかわり解説

管理・仲介業|2024年03月07日

Q.配偶者居住権の期間は?

A.原則として死亡するまでです

 2023年度の宅地建物取引士試験(以下、宅建試験)の問7は配偶者居住権でした。

 民法改正後の20年と21年に連続出題されていましたが、再び出題されました。正答率は33%であり、多くの受験者が正解できなかった問題でした。

残された配偶者 死亡までを保護

 パートナーを亡くした配偶者が無償で建物に住み続けることができる権利を、配偶者居住権といいます。

 例えば、AB夫婦がA所有の建物に居住しており、その後Aが死亡し、相続人がBと、Aの前婚の子Cの2人だったとします。BとCの仲が悪く、その建物にBが居住し続けることにCが難色を示した場合、Bにとって酷な結果になることがあります。

 そこで、遺言や遺産分割により、居住建物の所有権をCが相続し、Bが配偶者居住権を取得することで、被相続人死亡後の配偶者の居住権を長期的に保護するため、創設されました。

居住、分割か遺贈 共有持分保有も可

 配偶者居住権が認められる要件としては、①被相続人の財産に属した建物に、相続開始のときに居住していたこと、および②遺産分割で配偶者が居住権を取得するか、③配偶者居住権が遺贈の目的とされることが必要です。

 なお、居住する建物が配偶者の財産に属することとなった場合であっても、他の者がその共有持ち分を有するときは、配偶者居住権は消滅しません。

 また、配偶者居住権については相続財産から外されます。

家庭裁判所介入も 居住権取得に合意

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『取得時効【宅建試験解説】』

検索

アクセスランキング

  1. JICA/翔設計、エルサルバドルに「団地」

    独立行政法人国際協力機構,翔設計

  2. 原油高騰、賃貸住宅の工事直撃

    エヌ アセット,グローバル住研,グローバルセンター,三福 管理センター

  3. 平和不動産、駐車場をレンタルコンテナに

    平和不動産

  4. 社宅ビジネス協議会、研修会開催 繁忙期を振り返る

    一般社団法人社宅ビジネス協議会

  5. エム・ジェイホーム、自社ブランドを強化

    エム・ジェイホーム

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ