ユタカコーポレーション、新社長体制下で利益率向上

ユタカコーポレーション

管理・仲介業|2024年07月20日

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経営方針を発表した佐藤社長

経営ビジョンの浸透に注力

 4428戸を管理するユタカコーポレーション(北海道釧路市)は6月28日、釧路市内のコミュニティーセンターで「第33期経営方針発表会」を開催した。従業員41人のほか、ゲストを招いて計66人が参加。メディアに開放した開催は、同社にとって初の試みとなる。

 2023年6月に佐藤伸昭氏が3代目社長に就任し、経営ビジョンを「『ユタカでよかった!』と誰もが思えること」に設定。同ビジョンに加えて、経営理念、ミッションの浸透に注力し、新社長体制下でリブランディングを図ってきた。

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従業員を含め66人が参加した

 当日は、宮本沙緒里専務から23年度の振り返りと業績報告を実施。対外的な取り組みの一つとして、関係構築を目的としたオーナー訪問に注力したことに触れ、オーナーとの対面率の上昇を成果として発表した。

 社内に向けた取り組みでは、年間休日数の増加に加え、残業時間が22年度比で36.1%削減されたことなど、業務効率化方策の実績を報告。

 これまでの当たり前を変えていく難しさに言及し、従業員同士で相談し、実行してきた結果であると、感謝を述べた。

 佐藤社長と宮本専務が同社に着任した21年度以降、営業利益率は上昇傾向にある。23年度の営業利益率は前年度比0.5%増の着地を見込む。

 24年度の経営方針について佐藤社長は「変化する環境に進化で対峙していく。これは、受け身ではなく、変化を仕事につなげていくということ。そして追いかけるのは利益。売り上げが伸びるイコール成長ではない」と方向性を示した。

 発表会中は、クイズや心理テストを交え、時々笑いが起こる場面もあり、「楽しみながら、ビジョンに向かい、理念を胸に、ミッションを遂行していきましょう」(佐藤社長)と従業員にメッセージを送った。24年度の営業利益率の目標は、前年度比約0.4%の増加を計画する。

(2024年7月22日2面に掲載)

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