20〜30代の人口が15年で25%減少した地域を商圏に持つ不動産会社が、次のステージへ踏み出すー。ウチダレック(鳥取県米子市)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)・働き方改革による少人数での組織運営基盤を確立してきた。これから注力するのは、M&A(合併・吸収)による全国展開だ。少子高齢化・人口減少が進む地方都市で磨かれた独自の経営モデルを、全国へ展開していく。
鳥取・米子で管理シェア3割 少数精鋭で成長、業務設計強み
地域密着から広域展開「ウチダレック式」供与
ーこれから、注力していくことは。
地元・米子エリアでの管理戸数拡大においても継続的な努力はしますが、他県を含めた企業のM&Aに力を入れていきたいと思っています。賃貸管理・仲介を行う同業他社を対象に、当社の経営モデルを提供して業務を効率化し、サービス水準を上げていく形です。エリアは問わず、まずは管理戸数1000〜3000戸以上の会社を想定しています。賃貸管理業は内製化するほど、受託戸数の拡大に伴って人を増やさなければならず、規模の経済が働きにくい構造があります。当社で取り入れているDXやアウトソーシングを前提にした業務設計ができていれば、管理戸数が増えても人員を比例して増やす必要がなくなります。
ーエリアは問わないと。M&Aで統合した会社はどう運営していくのでしょうか。
屋号やサービスは変えず、バックオフィスを当社のインフラに統合していくイメージです。自社開発システムを利用し、経営に関する情報をクラウド上に集約していくため、地理的な距離を問わずマネジメントが可能になります。現場で何が起きているかは、人の感覚よりもデータのほうがわかりやすく示されると考えます。
―資本提携先として考えている企業像はありますか。
会社を良くしたい、変えていきたいけど、その方法に悩んでいる経営者と相性がいいと思います。これまで当社では、グループで開発した賃貸管理システム「カクシンクラウド」の外部提供にも力を入れてきました。導入している企業からは、同システムを入れることによる業務効率化にとどまらず、業務プロセスの改革・改善に対するコンサルティングニーズがありました。
ー業務効率化にこだわってきた御社の経験が生かせそうです。





