ケーブルテレビ、通信事業のJ:COMがグループ企業を再編し、営業機能を統括する新会社「JCOMマーケティング」が4月から動き出した。社長に就任したのは、J:COM上席執行役員でジェイコムウエスト前社長の櫻井俊一氏だ。賃貸市場に対して、集合住宅向け高速インターネットサービス「J:COM 光Direct」を軸に、空室対策や管理会社向けの業務効率化を狙った提案を強化する。
「各住戸まで光」賃貸で攻勢
6500人が所属 8エリアに再編成
JCOMマーケティングには、6500人の従業員が在籍する。組織や人員の有機的な運用を目指し、全国65拠点に分散していた営業エリアを8ブロックに再編。地域ごとに戦略を統括する体制を整える。併せてパートナー事業者との連携を強化し、販売チャネルの拡大やアライアンス構築を進める。
J:COMグループの2025年3月期連結営業収益は7776億円。このうち営業部門がJCOMマーケティングに引き継がれ、グループの中核を担う組織となる。
再編の背景には、通信業界の競争激化がある。かつては限られた事業者が主導する市場だったが、光回線の普及に伴い新規参入が進み、価格やサービスを巡る各社の価格競争が激化している。





