年間46棟507戸の賃貸住宅を建築するBest Stage(ベストステージ:埼玉県富士見市)は、技能実習生から棟梁(とうりょう)を育成するプロジェクトを推進する。大工の内製化を図り、建築請負工事の受注を増やす狙いだ。技能実習生は7月末時点で6人。9月には3期生として新たに2人を迎え入れる予定だ。
同社は2024年7月期、約60億円の売り上げを見込む。このうち8割はランドセット販売で、同社が仕入れた土地に建築する方法をとる。残りの2割弱は建築請負工事だ。椿内学社長は「28年には売り上げ100億円を目指し、建築請負工事の割合を3~4割まで引き上げる」と語る。金利の上昇局面において、自社で土地を仕入れて建て売りするリスクを回避する狙いだ。